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【1/25~2/20】グルッポふじとうアールブリュット展(協力:社会福祉法人さふらん会)

1/20~2/20まで
アール・ブリュット展を開催します。

※アール・ブリュットについて
当館は2016年より「アール・ブリュット(Art Brut)」と呼ばれる作品群を収集しています。
日本語では「生(なま)の芸術」とも訳されるアール・ブリュットは、1940年代にフランスの画家、ジャン・デュビュッフェ(1901-1985)が提唱した概念です。主にパリで活動したデュビュッフェは、自身が同時代の芸術家や文化人らと交流を深める中で、既存の文化の影響を受けずに独特の制作を行う、精神障害者や独学の作り手などの作品に心を惹かれ、それらを「アール・ブリュット」と呼び、調査や収集を行いました。
中略
ところで、時折、アール・ブリュット=障害者による美術と理解されてしまうことがあります。確かに、とりわけ国内では、両者は深く関係するものとして捉えられてきたと言えるでしょう。しかしながら、決して同じものではありません。デュビュッフェによるアール・ブリュットのコレクションにも、精神障害者による作品が含まれています。ですが、彼にとって「制作者が障害者であること」は決してアール・ブリュットの条件ではなく、むしろ、そこに見いだせる「生(なま)」な部分が重要であったということを忘れてはならないでしょう。デュビュッフェが着目していたのは、凝り固まった(と彼が感じていた)既存の文化芸術を超克するかのような、枠にとらわれない創造力であったのです。
https://www.shigamuseum.jp/about-the-collection/artbrut/(滋賀県立美術館2024.12.11)


ぜひグルッポふじとうで「生の芸術」にふれてみてください。


グルッポふじとう図書館
0568-37-4924