4月26日(水)、高蔵寺ニュータウンの石尾台で、認知症高齢者捜索協力システム「オレンジセーフティネット」のモデル試行が全国で初めて実施されました。
オレンジセーフティネットは、2018年度中の実用化を目指しており、モデル試行を経て、今年度中に厚生労働省のモデル事業として実施する予定です。
<↑スマートフォンのアプリ操作を確認する参加者>
当日はあいにくの雨でしたが、地域住民や中部大学で保健師を目指す学生、多治見市や春日井市の職員ら約70人が参加。
高齢者2人が行方不明になっているという設定のもと、スマートフォンの情報を元に参加者で協力しながらニュータウン内を捜索しました。
<↑ニュータウン内を捜索する大学生たち>
捜索模擬訓練中は、スマートフォンに送信された行方不明者の写真を確認し、参加者間で情報交換をしながら連携して実施。
1時間以内に無事2人を見つけ出すことができました。
<↑スマートフォンの情報を頼りに捜索>
春日井市では、この訓練を含め、今後も多治見市など市域、県域を超えた連携によるネットワークの構築を目指しているとのこと。
<↑徘徊者役(中央)の方に声をかける参加者>
システムの精度向上や他自治体との連携が進むことにより、高蔵寺ニュータウンが誰にとっても住みやすい”まち”に発展していくといいですね。
実施主体:春日井市、全国ネット「オレンジセーフティネット」構築委員会