10月11日の【経過報告その1】に引き続き、11月1日に実施しました第2回高森山公園フォレストサポーター養成講座の様子をダイジェストでお伝えします!
前回の座学から場所を高森山に移し、現地でフィールドワーク、つまりは「実践編」です!
天気にも恵まれ、絶好の作業日和になりました。
今回は「高森山の現状把握と保全作業の解説」ということで、現地散策で高森山の植生を実際に見てみることから始まり、次に高森山のポテンシャルと課題を解説、それらから導き出される保全作業の内容説明と続き、最後は体を動かして作業を進めました。
現地確認から一気に「健全な森づくりの実践」まで飛び込む回となりました。
百聞は一見に如かず。当日の様子を写真たっぷりのダイジェストでお届けします!
朝の集合 装備もばっちりです! 屋外教室風に一日の流れと作業の概要を解説 高森山の主な植生などを学びます 作業に関わる重要なパートでみなさん真剣 勉強が終わって次は体をならします ここからは班別行動に まずは自己紹介から いざ森へ出発! 林縁部の植生で階層(高木から地面の草までの構成)を解説 健全な森づくりには適切な除伐が欠かせないことを改めて学ぶ 山道に入ってさらに現状と課題などを発見 光の届く林床と暗い場所の違いなど興味深いお話が続きます そして実践へ やってみせる、から始まります 適切な除伐について丁寧に学びます 今回は常緑広葉樹を抑えることを主眼に除伐する木を選びます お手本の断面 倒した木へのケアも教わりました さあ、ドキドキの実習スタートです 想像以上にてきぱきとこなす皆さんに事務局はびっくり 作業が進むと早速変化が 常緑広葉樹の高木で上空が混み合っていますが 作業したところには少し光が届くようになりました この断面 上手すぎませんか 倒すだけでは終わりません 線材と枝葉に分けます 一か所に集めて作業していきます 見事な連携プレー だんだん形が見えてきました 線材で四方を囲み、枝葉を真ん中に敷き詰めます 完成!虫の寝床(ビートルズベッド)です! ごみを出さず見た目も汚さず虫たちにも役立つ技を教わりました 作業を終えて山頂へ 空を見上げて階層を確認します 山頂付近は高木が多く、地面の草木が育たない状況であることを学びます 少し西側の上空です 同じ山の中でも場所によって様子は異なります 里山全体を考えて場所ごとに目指すべき方針を決める重要性を学びました
あっという間の2時間半。非常に印象的だったのは参加者の皆さんが本当に楽しそうに取り組んでいただけたことでした。
前回教わった「里山活動に取り組む上で一番大切なことは『やっている人が楽しむこと』である」との言葉が本当に重要であることを実感しました。
班員の方から「もっとやりたいと思いました」「次回が楽しみです」とのコメントをいただけたのは事務局冥利に尽きるものでした。
最後に記念撮影。保全作業を皆さんが楽しんで実践していただいたおかげで、実に気持ちのいい日曜の午前中となりました。第2回もありがとうございました!
次回も「実践編」が続きます!どうぞお楽しみに!
※高森山公園をご利用される皆様へ:次回の現地実習の際(12/13又は12/20午前中)、高森山公園内駐車場の一部(全体の1/4程度)がご利用いただけません。ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。
これまでの高森山公園での取り組みはこちらから!(昨年のワークショップの様子も写真たっぷりですので、ぜひご覧ください!)