12月11日に実施した第3回高森山公園フォレストサポーター養成講座の様子を写真たっぷりのダイジェスト版でお届けします!

11月7日20日に続き、あっという間に3回目。

第3回は主に山頂の高木除伐を体験していきます。昨年も作成した、あの手作りベンチが今回も登場しました!

除伐だけでなく、残したい木のために傷んだ枝を落とす作業の解説。

健康な木の生育のためには、観察と手入れが必要であることを学びました。

ただ暗いから切る、明るくするために切る、という段階から一歩進んで、「何を目指し、どこまで明るくするか」を考える術を学びました。

山頂は人が憩える広場のような広さや花や低木が豊かに見られる場所にしたい、と考え、高木を適度な密度まで除伐する必要があることを知識として共有しました。

高木の密度が下がり、光が十分に入った林床には萌芽更新(=切り株から新しい世代の木が成長すること)が成立する可能性が高まります。

ただ明るいほうが人にとっていいから、というわけではなく、植物にとっても健全な成長、世代交代を促進する効果があることを学び、改めて作業の意義や里山の循環していく生態を学びました。

今回は先生から「除伐作業の方針を決める調査のやり方」を学びました。

何を基準にしていいのか、どこまでを目標にしていいのか、を知識をもとに判断する術を共有できました。

高木除伐のハードな作業に加えて、山頂での木の密度の考え方、花を咲かせたい場所の明るさの目標、次世代を育てたい場所の地面の状態などなど、盛りだくさんの内容となりました。

しかしながら事務局として感服したのが、皆さんが根を上げるどころか「もうちょっと作業したい」との声が多かったことです。

また、「木のことを知れば知るほど、『ここももっとこう変えたい』と思えて楽しくなってくる」との感想をいただけ、本当にうれしくなりました。

 

次回はいよいよ最終回。アカマツ林に挑みます!どうぞお楽しみに!

 

これまでの高森山公園での取り組みはちらから!