11月より始まった高森山公園フォレストサポーター養成講座もいよいよ最終回です!

1月8日に実施した第4回の様子を写真たっぷりのダイジェスト版でお届けします!

年明けの寒い朝となりましたが、11月7日20日12月11日の3回を終え、ついに最終回を迎えました。

第4回は、主にアカマツ林の保全について学んだあと、「森の交流会」と題して里山活動の醍醐味の1つ、仲間との交流まで体験していきます。

コバノミツバツツジが多い特徴をより活かすには上層を占拠している高木層を除伐することを考えます。

どの場所も同じように考えるのでなく、「その場所をどうしていきたいか」という考えをもって作業方針を決めていくことの重要性を再確認しました。

愛知県の里山はアカマツが多く、マツタケなども採れる山が多かったというのをご存知でしょうか。

しかし、人が里山に入らなくなり、落ち葉を掻かなくなって、常緑樹を薪にしなくなっていくと、アカマツ林は一気に少なくなりました。

尾根に地域特有のアカマツ林がなくなってしまうと、里山の生物多様性は激減です。そこで、今回は尾根のアカマツ林の保全に取り組みます。

ふとした疑問から先生に「刈っているシダが姿を消す、ということはないんですか?」と質問すると「シダはどれだけ刈っても山から消えません。でも、アカマツは違う。そのままにしておくと時間とともに姿を消してしまう。だからアカマツに焦点を当てた作業を行って、多様性を保持するんです。里山を20~30年若返らせる作業、というイメージです。」と教えていただきました。

木を切ったり草を刈ったりすることが「里山の自然を豊かにする作業」であることをアカマツ林の保全からも改めて学ぶことができました。

また、さすがの最終回。皆さんが作業の説明以降、次々にやることを見つけ、どんどん進めている姿に驚きました。

「ここの作業は目に見えて成果が出るから楽しい!」との感想も聞けて大変うれしい気持ちになりました。

ものの15分程度でビートルズベッドが完成。併せて枝打ちについても学びます。

盛りだくさんの作業も終わり、講座も終了…かと思いきや、ここから「森の交流会」へ突入です!

交流会でも学びが多く、受講生の皆さんとともに事務局も「絶対家でマネしたい!」と食い入るようにハンモックの作り方を勉強しました!

また、皆さんから非常にポジティブな感想もいただけてうれしい限りでした。

休日の午前中に気持ちよく体を動かし、仲間と語らって交流し、山の自然も満喫する、というまさに醍醐味を味わい尽くす最終回となりました。

 

最後となりましたが、受講いただいた12名の方々にお礼申し上げます。最後までご参加いただき誠にありがとうございました。また、昨年度の講座から先輩フォレストサポーターとして各班のリーダーを務めていただいたお三方、普段から高森山で活動されているNPO法人高蔵寺どんぐりsの皆さまにも改めてお礼申し上げます。本当にありがとうございました!

そしてここまでご覧いただいた高森山フォロワーの皆さまもありがとうございます。まだまだ高森山の活動は続きますので、今後もどうぞよろしくお願いいたします!

 

これまでの高森山公園での取り組みはちらから!