11月7日から実施している高森山公園フォレストサポーター養成講座の様子を写真たっぷりのダイジェスト版でお届けします!

前回に引き続き、11月20日に開催した第2回の講座の様子です!

第2回は高森山公園に集合して、里山活動を実際に体験していきます。

今回は、道具の使い方や除伐すべき木の選び方はもちろん、里山活動の心得まで実際の山の中で学んでいきます。

講義の中では「山道にはある低木層の植物が、なぜ山頂にはないのでしょうか。それは明るさが要因。道は光が入るから高木だけでなく、花や低木が見られますが、ここの明るさではまだ花が咲くには暗すぎるからです。」との解説がありました。

成長の早い常緑樹を除伐せずにおくと、林床(地面の部分)に植物が育たない環境に移っていくことを改めて学びました。

最初はどの木を切るべきなのかを迷いながらの作業となりましたが、「葉が残っている幹の細い常緑樹を探して切る」と説明されると次々に作業が進んでいきました。

切った後の整え方も、最初こそどうすればいいのか戸惑っていましたが、体を動かし、形が見えてくるにつれてそれぞれが役割を見つけて主体的に作業されているのが印象的でした。

最後の作業が終わったとき、「もっと向こうまで作業したら、もっと良くなりそうですね」との声に、眞弓先生が「もっとやりたい、というのはいいことですね。でも、良くなると欲が出ますが、里山活動は無理しない程度に抑えて『たくさんやらない、ノルマをつくらない』ことを大事にするのが『楽しく続けるコツ』ですよ」とおっしゃっていました。

「今日はここまでやらなきゃ」となってしまうと、作業量ばかりに気がいってしまい、作業中の会話が減るなど楽しさが減っていくのだとか。

事務局も受講生の皆さんと一緒に「なるほど」と深く感銘を受けました。

楽しく続けることを一番にする、成果を一番にしない、とこれからも忘れずに教訓としていきたいと思います。

 

次回は高木の除伐を体験します。経過報告を引き続きどうぞお楽しみに!

 

これまでの高森山公園での取り組みはちらから!